興味本位

まとめたり,まとめきれなかったり.

エリック・カール展で出会ったパッツォウスカー

エリック・カール

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この手の展覧会は内容柄、子供連れ、とりわけ就学前の子供と親が多い。はしゃぐ声や時には泣く声が聴こえるのもまた一興というところである。 そういった意味では、混雑を避けるために平日の5/1を狙ったことが功を奏したかは定かではない。

エリック・カールとともに生きてきた

実家には多くのエリック・カールの絵本があった。幼稚園での学芸会で《はらぺこあおむし》の劇をやったことを微かに覚えている。 《くもさんおへんじどうしたの》の凹凸をなでながら、物語の最後にはきれいな歌声を披露した《だんまりこおろぎ》が、本の電池切れのせいでだんまりに戻ってしまった。 各1冊の子供の科学とNewtonを友人と心躍らせながら読んでいた小学校の読書の時間の残り半分は《ちいさいタネ》を繰り返し読んでいた。 Janice May UdryのThe Moon Jumpersを手に取ったのは《パパ、お月さまとって!》の残像が少なからず頭に残っていたから。

Květa Pacovská作品の想起

最終エリアの中央に展示されていた立体物には1998年と比較的最近の日付と《ねこ》と標されていた。 この作品が目に止まった時に喚び起こされたのが、クヴィエタ・パッツォウスカーの《Rotrothorn》だった。 お互いにモチーフと表現形態は異なるが何かデフォルメされた結果行き着いた造形が異様に似通っていた。

最後の最後、それ以降の作品をその目で見てしまった影響ではないことを信じたいが、 2016年~2017年に作成された、《天使 6》《天使 7》《天使 10》のコラージュ材にみえる、 包装紙やダンボールの印刷部分とのバランスがなんとも言えない類似性を感じさせる。

家に帰って確認してみると、エリック・カールは1929年の生まれに対して、 クヴィエタ・パッツォウスカーは1928年の生まれとのことだった。ここでも妙な共通点を感じる。

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ericcarle2017-18.com