自律運用管理に向けた障害対処ポリシの適用制御/流用手法
課題
複雑かつ動的な環境変化に対してポリシの整合性を検証することは難しい. システム構成の変更により,事前準備のポリシのみでは網羅性が低くなってしまう.
- ポリシの完全性
- ポリシを作るのにもノウハウが必要
- ポリシの網羅性
- ポリシは構成に依存する
- 運用しながらポリシの追加削除を行う必要がある
提案
ポリシベース自律運用管理に向けたポリシ市ファイン手法の開発 -> 使えるポリシを追加して使えないポリシを無効化する
自己リファイン
- 障害時の成否結果による障害対処ポリシの適用制御 制御アクションを実行後,条件を再度判定し,成功ならば優先を上げて,失敗ならば優先度を下げる. 優先度が定めた基準以下になった場合はそのポリシを無効化する.
相互リファイン
- システム構成の類似判定を用いた障害対処ポリシの流用手法 システム構成が類似している他システムから,ポリシを流用する.
論文情報
大野允裕,加藤清志,平池龍一,”自律運用管理に向けた障害対処ポリシの適用制御/流用手法”,電子情報通信学会技術研究報告.DC,ディペンダブルコンピューティング,105(227),13-18,2005. http://ci.nii.ac.jp/naid/110003224492