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興味本位

まとめたり,まとめきれなかったり.

情報システムの運用自動化に向けたポリシー記述形式と ポリシー実行スケジューリング方式

工藤裕, 森村知弘, 増岡義政, 薦田憲久:“情報システムの運用自動化に向けたポリシー記述形式とポリシー実行スケジューリング方式”,電気学会C部門論文誌,Vol.131,No.10,2010
http://ci.nii.ac.jp/naid/10030527878


■背景

  • 情報システムの大規模化・複雑化による運用管理の手間の軽減

■課題

  • 同時に実行されうるポリシーは1つであり,シーケンシャルな実行では有効に働くが,同時に実行された場合に意図に反する結果を引き起こす場合がある.

(1)同じポリシーの重複実行
(2)同じ対象への競合操作

■提案

  • 同一の業務システムに対して複数のポリシーが実行可能になった場合に,他使用リソースの範囲の重なりを,業務システムの論理構成ツリーの構造に基づいて判定し,同時実行・逐次実行の決定を行うポリシー実行スケジューリング方式を提案.
  • 業務システムの論理構成ツリーを導入し,同時に対処操作を行うべきでない管理対象の範囲をポリシー記述から指定する.
  • 子孫は同時実行不可,兄弟以下は同時実行可能
  • ポリシーの適用先オブジェクトがルートノードに近いほど,"ロック"される範囲が大きくなるため,同時実行効率は低下する.

■評価

  • ポリシー実行制御機能の性能 → 十分な性能

イベントの受信->アクション起動 230 msec
同時実行不可 -> 待ちに移行 371 msec

  • ポリシー記述工数 → 指数関数的に増加しない.

従来:nα+n(n-1)/2 *1
提案:nα+β

*1:C(n,2) の組み合わせ個数分の調整工数が必要